ひと昔前は手紙を頂いて恋に落ちたなんて話をよく聞いたものです。
平安時代は和歌を詠み、その美しい歌と文字で相手の教養を感じ、どのような人なのかを想像し恋をしていました。
源氏物語では光源氏も器量は悪くても教養がある女性に惹かれていましたね。
大河ドラマ「光る君へ」でも紫式部と藤原道長との文のやり取りは見どころの一つにもなっています。
もしかしたら、文字の美しさを感じたり、文字や文章で人となりを想像する国民は世界的にも日本人が一番かもしれません。
何と言っても日本では漢字・平仮名・片仮名・アルファベットも日常で使用する唯一の国。
そして俳句や和歌など決められた文字数の中で風景や心情を表現する文化があり、言葉や字に対する意識が違います。
日本人の DNA に組み込まれている感覚です。
皆が LINE なら、手書きの手紙やカードはライバルに差をつけることが出来るツールです!
今でもコミュニケーションの達人や営業では手書きの手紙を書いています。
それだけ手書きの文字には威力があることを知っているからです。
お店で買い物をした後や取引先の方から手書きのお礼状が届くことがありませんか。
これが活字だったら、もしかしたら読まずに捨ててしまうかも。
でも、手書きだと読んでお名前も覚えてしまいますよね。
ショップや会社の「儀礼的な手紙」から「個人からの手紙」に変わるからです。
人との関係が良いといつもハッピーでいられますね。
手書きのカードや手紙でググっとハートを掴んじゃいましょう。
先ずは身近な方々へ、夏休みのお土産に手書きメッセージを添えてみてはいかがでしょうか。
きっと話が弾み印象に残るお土産になるはずです。
■執筆者 PROFILE / 書家 山本京子
会員制 書道美文字サロン「salon de 書」原宿・自由が丘・南青山にて主宰
NHK、日本テレビ、東京新聞 等のメディアに多数出演
文部科学大臣賞を含む2回の最高賞を受賞
(公社)全日本書道教育協会審査員
